News
NV53 in rosewood by Finn Juhl, Art Deco armchair in oak by Hendrik Wouda, Model 211 sideboard in teak by Arne Vodder, ‘Bow-Wood’ chair by Hugues Steiner, Giraffe floor lamp by Jean Rispal, Model 103 dining chair by by W.H. Gispen, SE42 Three-legged chair by Egon Eiermann, Pastoe chair by Dirk van Sliedrecht, Side table in oak by Henning Nørgaard, NV53 sofa in rosewood by Finn Juhl, Extra Dry trolley by Mathieu Matégot, Swedish Bookcase system with desk in teak, Lounge chair by A. Dolleman…他
NV53 in rosewood by Finn Juhl
1953年、Finn Juhlによってデザインされた不朽の名作「NV53」、暮らしに重きを置く醍醐味を教えてくれる逸品です。椅子から発せられる表現力は家具という範疇をはるかに飛び越えて、まるで異次元への入り口であるかのような雰囲気さえ漂わせています。彫刻のようなディテール、楚々とした存在感、巨匠フィン・ユールが具現化した世界観をご堪能ください。
Art Deco armchair in oak by Hendrik Wouda
ヘンドリック・ウーダ(1885-1946) はオランダのデザイナー兼建築家。こちらは1920年代にデザインしたオーク材のアールデコ調アームチェアです。特に印象的なのはハーグ派スタイルの美学が凝縮した固くて鋭い線、重くて丈夫なつくり、これらは当時を色濃く反映しています。(インテリアと家具のデザインに焦点を当てたハーグ派のデザイナーたちは、アールデコにおけるビジネスの方向性を模索していました。1920年代ー1930年代、多くの人々は彼らの家具やインテリアを非常にモダンだと考えていました。)*特徴的なアームの装飾、足先の形状は必見です。
Model 211 sideboard in teak by Arne Vodder.
1960年代、Sibast Møblerによって製造されたアルネ・ヴォッダーの美学が詰まったサイドボードです。多様な用途に対応できる革新的なつくりが特徴的です。(機能性を追求した上でデザインに落とし込む手腕が見事です。)また、60年前に作られたとは思えないほど美しいコンディション、耐久性に優れた北欧家具の高品質が伺えます。
‘Bow-Wood’ chair by Hugues Steiner
Steiner社を創業した実業家でありデザイナーの「Hugues Steiner」が、1950年代に手がけた愛らしい作品。どこか生き物のような佇まいが独特の存在感を放ちます。地面へと広がっていく四本脚の形状と、背面座面の比率の塩梅が絶妙にユニークです。後世へ引き継ぐべき作品として世界でも非常に高い評価を得ています。
Giraffe floor lamp by Jean Rispal
フランスで活躍した照明デザイナー「ジャン・リスパル」の名作「Giraffe floor lamp」は、1950年代に誕生しました。ユニークな形状は、その名の通り”キリン”からインスピレーションを得ています。落ち着いた色合いが美しいウォルナット材にコードが編み込まれ、意匠の役目を担います。特徴ある2つのシェードから優しく照らされる極上の光は、贅美を尽くしたひとときを提供します。(個別点灯可)リスパルの圧倒的世界観を堪能できる傑作です。
Model 103 dining chair by by W.H. Gispen
1953年、オランダを代表する工業デザイナー「ウィレム・ヘンドリック・ギスペン」が「Kembo社」のためにデザインを手がけたModel 103ダイニングチェアです。時代を超越した斬新な形状は現代のインテリアにエッセンスを効かせます。(ギスペンと彼のいとこのル・マイヤーは、1953年に家具卸売会社ケンボを共同設立しました。2014年、レンズベルト社はKembo社に投資、のちに買収、さらに同社はWHギスペンの7つのクラシックを再発表、スタンダードコレクションに追加しました。 現在、アムステルダム市立美術館の受付エリアで使用されているギスペン作品は約130脚、これらは美術館が購入したものではなく、レンズベルト社の持続可能な取り組みを通じてレンタルされています。)
SE42 Three-legged chair by Egon Eiermann
ドイツを代表する建築家兼デザイナー「Egon Eiermann」の見事なThree-legged chair 「SE42」、 曲げ木技術を存分に活かしたユニークなフレーム・座面・背もたれ、全てが完全に成型木材で構成されている特徴ある椅子です。(こちらはエゴン・アイアーマンとワイルド・アンド・スピースが共同開発した最初の量産家具アイテムです。)シンプルなのにとても独創的、モダニズムの魅力が詰まった作品です。
Pastoe chair by Dirk van Sliedrecht
1954年に、Dirk van Sliedregt がUMS Pastoeのためにデザインを手がけた作品です。家具デザイナー、建築家、教師とどの分野でも献身的そして情熱的に取り組んだ彼は、戦後オランダデザインの重要な技術革新を担いました。籐とスチールの組み合わせが最も高く評価されましたが、こちらのようにPastoe独特のスタイリッシュな作品も残しています。(彼の書物にはモダニズムに関する説得力あふれる記述が数多く残されており、今なお貴重な当時の資料として大切に保管されています。
Side table in oak by Henning Nørgaard
1960年代、Komfort社のために「ヘニング・ノルガード」がデザインを手がけた美しいサイドテーブルです。視覚的に魅了する厚さ7ミリのガラスとバランスが保たれた繊細なオークの線、異素材が支え合う構造美が非常に素晴らしくデザインの持つ力を感じずにはおれません。インテリア空間にアートを吹き込みます。まさに雅趣に富むサイドテーブルです。
NV53 sofa in rosewood by Finn Juhl
1953年、巨匠フィン・ユールがデザインした家具好きを魅了し続ける美しい「NV53 sofa」。誕生してから現在に至るまで、家具工芸に多大な影響を与え続けている名作です。細部の秀でたこだわりには彫刻のような気品が漂い、抜きん出た空気感を醸し出します。この作品が織りなす有機的フォルムは、家具のカテゴリーを遥かに飛び越えて、芸術の領域に鎮座しています。次世代に伝えたい素晴らしいフィン・ユール作品です。
Extra Dry trolley by Mathieu Matégot
素材と技術開拓に情熱を注ぎ込んだ気鋭デザイナー「マシュー・マテゴ」が1952年にデザインを手がけた作品です。特殊加工の飛び抜けたスタイルをご堪能ください。(マテゴは、金属、ガラス、パンチングメタル、フォーマイカ、籐などさまざまな素材を用い、曲げたり、折り畳んだり、形を整えたりと独自性を追求、1950年代には、生み出したデザインを忠実に形にするためにパリとカサブランカに自身の工房を設立しました。
Swedish Bookcase system with desk in teak
1960年代にスウェーデンで製造されたカスタマイズ可能なブックケースシステムです。中央のデスク部は取り外しが可能、両側二つのブックケースはそれぞれ単体としてもご使用いただけます。機能、形状、品質と、大変満足度が高く、使い手の日常を最も有効に活用させてくれるお品です。収納部が豊富な割に圧迫感がないのも嬉しいところ、インテリアとしても最適です。
Lounge chair by A. Dollema
1960年代、オランダの家具デザイナー A. Dolleman が Metz & Co 社のためにデザインしたモダニズム作品です。豊かに曲げられた管状の金属フレームは、非常に斬新で類を見ないほど個性的な形状です。座面と背もたれには厚手のブラウンサドルレザーが用いられ、シンプルなデザインを重厚にしています。経年によって益々味わいが増し、そこにあるだけで空気を変えてしまう程の存在感を持ち合わせています。