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NV45 in teak by Finn Juhl・Model 192 armchair in teak by Finn Juhl・Diplomat chair in rosewood by Finn Juhl・GE375 sofa in oak by Hans J. Wegner・Model 59 dining chair in rosewood by Helge Sibast・Round dining table in rosewood with 2 extra leaves・Vintage industrial drawing table・J39 Shaker chair by Børge Mogensen …他
NV45 in teak by Finn Juhl
フィン・ユール作品の極意ともいえる美しく磨きぬかれた曲線美、使い手の胸懐を映し出すかのように和やかに見えたり思慮深そうに見えたり。この作家が世に送り出した作品は、年月が経つにつれ、日常の中で味わいを増しながら作品自ら物語を綴っていくという特徴がある。また、醸し出す空気感には新奇な光景が含まれる。非凡な椅子に人生を投影したくなる興趣尽きない作品である。
Model 192 armchair in teak by Finn Juhl
Diplomat chair in rosewood by Finn Juhl
GE375 sofa in oak by Hans J. Wegner
あまりに絶妙な調子でフォルムが身体を包み込んでくるので、思わず身を委ねると意識がふわりと宙を舞い、いつの日か見た優しいあの日に着地する。やはりウェグナーの作品は日常使う椅子の範疇を超えている。断片的に思い出される「あの日」を慈しみながら椅子に意識を戻す。ウェグナー作品の包容力を感じずにはいら
Model 59 dining chair in rosewood by Helge Sibast
作家の美意識に突き動かされるように誕生した椅子、そのような印象を持ちました。まさしく天才作家「Helge Sibast」の感性の賜物であります。角度がつけられた背面には、しっかりと一つの世界が成り立っており際立った個性として顕在しています。規矩準縄を踏まえた上での遊び心がもたらす作用は大変に大きく、形状への探究心がそそられます。(すべて良質なNew leatherにて張り直してございます。)
Round dining table in rosewood with 2 extra leaves
「今日の会話を記憶に刻みたい」「目の前にいる人と過ごした時間を忘れないよう心に留めておきたい」日常は刹那の積み重ね、何気ない時間はかけがえのない時間なのです。今日という日を大切な人と共有して頂きたいとの想いから、こちらのテーブルを仕入れてまいりました。日々はまるで幻影、何事もなかったように流れていきます。相手の幸せを願い、たおやかに暮らす日々を送って頂きたい、この美しいテーブルを作った作家も同じ想いではないでしょうか。
Vintage industrial drawing table
当時の時代背景を背負いながら、いまなお瑞々しささえ感じさせるのは、眼に飛び込んでくるユニークな脚の形状が大きく作用しているから。素材に宿る雰囲気が絶妙で、一緒に暮らす楽しみを味わえます。ドローイングテーブルという枠の中であろうとも、なぜだか時間を共に作り上げたいと感じさせる。そこには無限の可能性を引き出してくれるモノの見方が見え隠れするからではないでしょうか。
J39 Shaker chair by Børge Mogensen
あまりに目まぐるしく過ぎ去ってゆく日常、そんな中ふとモーエンセンデザインに目をやると「ゆっくりでいいよ」と、浮き足立った気持ちを優しく癒してくれるように感じる。経年をまとった佇まいは「歳を重ねる意味」を示してくれているようにも思う。別趣の風合いが心をやわらげ、日常に深みを浸透させてくる。モーエンセンデザインには自然の妙が伴うのである。まさに「人生を共にする家具」にふさわしい。(良質レザークッションを作りましたので、こちらも合わせてご堪能ください)