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Model 3171 shaker bench in oak by Børge Mogensen,Church chair with arm by Kaare Klint、Model Classic folding chair in teak by Peter Karpf、Balloon chair by Hans Olsen、Model J16 Rocking chair by Hans J. Wegner、PK9 for E. Kold Christensen by Poul Kjærholm、Model 329 Butterfly chair by Inge & Luciano Rubino、Model 68 dining table in rosewood by Harry Østergaard、CH33 chair in teak by Hans J. Wegner…他
Model 3171 shaker bench in oak by Børge Mogensen
普段から日常の中にある尊いものに触れるような、あるいは日常の些細なことに真の尊さがあるような、モーエンセンデザインの普遍的な価値をじっくり味わえる作品です。ベンチの良さを文章だけでお伝えすることは非常に難しいのですが、椅子の向こう側にある物語的な要素を感じ取っていただければ幸いです。親鳥が巣立ちを促すように、こちらの家具が行くべき場所へ旅立つことができるようお手伝いができればと思い、すべてのパーツを磨き上げ、組み直し、経年の良さを残しつつ長くお使いいただけるようメンテナンスをしています。(New leather)
Church chair with arm by Kaare Klint
まるで果物が追熟するように、経年の美があらゆる可能性を凝縮させています。四季の寒暖を繰り返しながら、椅子自体が感受性を養い、自ら輝きを放っているように思います。前脚の直線に相反しながら、背から後ろ脚に伸びた曲線の美、この絶妙なバランスと非凡な角度が、コーア・クリントの名が心にずっしりと刻まれる所以だと思われます。
Model Classic folding chair in teak by Peter Karpf
こちらは、デンマーク在住の信頼できる芸術作品を取り扱っているディーラーに譲ってもらった「Peter Karpf」のチェアです。特徴的なデザインの中に、どこか人と人とが楽しく向き合ってコミュニケーションを奏でているイメージがある作品で、ぜひ日本の家具コレクター様にお披露目したいと思い、連れて帰ってきました。チーク無垢材で作られたユニークな形状とレザーの組み合わせは、折りたたみ仕様で驚くほどコンパクトに変形します。材質、フォルムともに存分に堪能できる良さが詰まった作品です。(可能でしたら、ぜひ店頭で実物をご覧くださいませ)
Balloon chair by Hans Olsen
椅子が生み出す空間の妙は、
Model J16 Rocking chair by Hans J. Wegner
ウェグナーの名作椅子が生み出す世界観と使い手側の感性、これらが一つになった時、ひときわ作品の価値が高まりを見せます。感性を共有する椅子との生活を大切にしながら移り変わる四季を堪能したくなります。楽しみも日々の変化もともに感じ、寄り添い、時には人生の真味を問いながら優しい時間を過ごしたくなる、そんなロッキングチェアです。
PK9 for E. Kold Christensen by Poul Kjærholm
良質レザーが醸し出す雰囲気と唯一無二の形状がよくマッチしています。三本の脚を一つにまとめ、すーっと伸びた曲線デザインにポールケアホルムの鋭い審美眼が伺えます。座り心地に関しても決して妥協せず、とことん向き合う姿勢が見られます。デザインの持ち味を存分に活かし、構造を遊び、出来上がりの満足度を目指し頂点まで突き進む、まさに作家の類い稀な感性の賜物だといえるでしょう。(New leather)
Model 68 dining table in rosewood by Harry Østergaard
1960年代に「Harry Østergaard」によってデザインされたダイニングテーブルです。自然が生み出した折り重なる杢目の美しさに驚かれることでしょう。削り込みが頂点に達した時に生まれる神聖な空気感がこちらのテーブルには宿っています。また、熟練職人が丹精込めて作った良質な家具は、生活の中での役割を十分に心得ています。時間の流れを充実させ、ふとした折に我に返らせる、生活に取り入れることにより一層人生を深く味わえる作品です。機能面のみならず心の面でも大変にご満足いただける逸品です。(備え付けのエクステンションリーフにより天板の伸縮が可能です。多人数にもご対応いただけます。)
Model 329 Butterfly chair by Inge & Luciano Rubino
作品の名前にもなっている通り、背もたれのフォルムはバタフライを
モチーフにデザインされています。椅子を目の前にしておりますと、
作家が込めた「見る側あるいは使い手側」へのユーモアセンスが垣間見え、
作品に一層の愛着が芽生えてきます。丁寧に丁寧に作られたことが
よくわかる構造、家具の枠を超えて芸術的な空気感を纏った作品です。
Model 68 dining table in rosewood by Harry Østergaard
CH33 chair in teak by Hans J. Wegner
ウェグナー作品においては、家具という枠組みを飛び越えて芸術作品として観る方がしっくりくるのでは?と作品を目の前に実感することが多々あります。こちらの作品も例外ではなく、非常に完成度が高く躾が行き届いた木の線が芸術的要素たっぷりです。どこか神秘とも言えるような別趣の美が備わっているといっても過言ではありません。思わず目を閉じてその妙所をゆっくりじっくり感じ取りたくなってきます。美しいデザインから発せられる毅然とした佇まいが、せわしない日常をゆったりとした時間の流れへと変化させてくれそうです。