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*Wall Unit by Alfred Hendrickx, Bookshelf with TV rack in oak by Hans J. Wegner, Easy chair in teak, Flip top dining table in teak by Børge Mogensen, Model KU10 Japanese series wardrobe by Cees Braakman, Freestanding shelving by A. D. Dekker, Clam rocking chair by Philip Arctander, Model 12 extending dining table in teak by Niels O. Møller, Drafting chair by Friso Kramer, Daybed by Illum Wikkelsø…他
Wall Unit by Alfred Hendrickx
感興覚えるこちらのウォールユニットは、1950年代「Alfred Hendrickx」によってデザインされました。モノ選びの価値観を変えそうな粋で気の利いた作品です。実用性の高い小ぶりなデスクが内蔵されています。またデスク天板を開くと颯爽と現れる小棚の配置が絶妙すぎて驚きます。きりりと説得力のあるデザインです。使い手の個性と作家の感性で生まれる独自の空間をお楽しみください。
Bookshelf with TV rack in oak by Hans J. Wegner
当時の雑誌掲載の切り抜きにもございますように、テレビラックが設けられたブックシェルフとなっています。棚は自由自在に高さを変えてお使いいただけます。照明に関しましては2箇所ございます。ハンス・ウェグナーの作品の中では極めて珍しく、入手困難な作品の一つです。徹底的に無駄を省き、実用性を高めながら尊いデザインへ導くという、さすが数多くの名作を生み出した巨匠ならではのブックシェルフだと納得させられる工芸作品です。
Easy chair in teak
Tove & Edvard Kindt Larsen、もしくは Finn Juhlを連想させるデザインです。座面が体の一部になったような座り心地で非常に良い作りをしています。チーク材を生かした削り込みも見事です。繊細な手仕事で仕上げられた気品漂うデニッシュデザインをお愉しみください。
Flip top dining table in teak by Børge Mogensen
正方形の天板を片側にスライドさせ、重なっている2枚のうち1枚をもう片方に展げると、見事2倍の大きさに変形するという優れものテーブルです。使い手側の生活に寄り添うモーエンセンのアイデアは、デザインの可能性を無限に拡大しました。また、使うほどに愛着が深まるのも頷けます。非常に実用的で納得がいく生活密着型アイテムです。
Model KU10 Japanese series wardrobe by Cees Braakman
徹底的に選び抜いた良質の素材と、独創的でスマートなデザインを融合させるデザイン界の天才「シーズブラークマン」の作品です。オランダインダストリアルの高い技術に支えられながら次々と発表されたジャパニーズシリーズは、デザインもさることながら行き届いた品質と計算され尽くした構造に特徴があります。経年を得ることで益々優美さを増し、家具好きを熱くさせ続けている逸品です。
Freestanding shelving by A. D. Dekker
1960年代、オランダインダストリアルデザインが生んだ魅力溢れるトマド作品です。形状とカラフルな色合いが、効果的に噛み合っています。こちらの作品を見ていますと、家具にもそれぞれに性格があり特徴を生かさしてもらえるよう望んでいるような気がしてきます。生活に取り入れた際に感じられるユーモアをお楽しみください。
Clam rocking chair by Philip Arctander
この丸みを帯びた表情、ころんとした独特のフォルムから様々なことがインスパイアされそうです。1944年、建築家だったフィリップ・アークタンダーによってデザインされたこちらのチェアは、その愛くるしい形状から「クラムチェア」と名付けられました。優しく包み込むような座り心地、ロッキングの程よい揺れ、巧みな技術で曲げられたアームの形状、いたるところに椅子の持ち味がちりばめられています。作家の名が知れ渡ったことから昨今海外での人気が上昇、もともと数が少なかったこともありその稀少性がさらに高まり、名作椅子として君臨しています。
Model 12 extending dining table in teak by Niels O. Møller
当時、デンマーク家具工業の将来が明るく見通しを持った時代、ニルス・モラーはJ.L.ミュラー社を設立し、自社のために数々の素晴らしい家具を生み出しました。線の細さが特徴的で、椅子などは特に彫刻のように削り込まれた作品が多く、テーブルなどは脚の形状や天板の丁寧な作り、接合部分に特徴があります。美しい作品のそれらは、どこに置かれていても一目でモラー作品だとわかります。一際目立つ家具として今日まで受け継がれ、今では非常に価値の高い作品として家具好きを魅了し続けています。
Drafting chair by Friso Kramer
ついつい当時に想いをめぐらせては、このデザインがどのように生まれたのかを知りたくなってきます。製作中は技術者たちが、あぁでもないこうでもないと必死に試行錯誤を繰り返した背景が手に取るように浮かんできます。インダストリアルの時代背景が作品から読み取れるというのも、家具好きならではの醍醐味で、またディテールに見え隠れする作家の取り組み方がなんとも言えない風合いを醸し出しているように感じてなりません。フリソクラマーの世界観を存分にご堪能ください。
Daybed by Illum Wikkelsø
非常に斬新で個性的、一瞬で目を引くウッケルソー作品です。1960年代に発表されました。ソファとベッドの両面を持ち合わせ、その都度用途に応じて瞬時に変形が可能です。様々な素材を組み合わせることにより生まれる表現力の力強さ、長方形の面と面でと構成されている整然としたデザイン、どこを取っても作家の素晴らしい感性が光っています。(New fabric)